Traditional Irish Blessing~アイルランドの伝統的な祈りの詩

まじめな教義・聖書の話

こんにちは。
以前にもご紹介したことがあるのですが、再度「Traditional Irish Blessing」について書きます。

アイルランドには、多くの美しい伝統的な祈りがあります。
Wishing you a rainbow for sunlight after showers…. 雨の後に、あなたに太陽と虹が出ることを―など、とても平易な言葉と単純な表現ですが、美しく、思いやりと信仰に満ちた言葉の数々です。

その中でも最も私が好きなある伝統的なアイルランドの詩は、このように歌います。
「私は、あなたが曇りのない道を歩くことを望まない、私は、あなたがバラのベッドで眠ることも、望まない。」

大事な相手には、良いものを願うものですが、でも同時に、ただの苦労のない人生とは「真に良いもの」ではない。苦労も、後悔も、過ちも。

本当に愛する子にこそ望むのは――。。以下、原文と日本語訳を載せます。

Traditional Irish Blessing

I wish you not a path devoid of clouds,
私は、あなたに、曇り空のない道を望まない
nor a life on a bed of roses,
バラのベッドで眠る生活も
not that you might never need regret,
悔やむ必要のない人生も
not that you shall never feel pain.
痛みを感じない人生も
No, that is not my wish for you.
そう、それらはあなたへの、私の願いではない。

My wish for you is that you might be brave in times of trial
私のあなたへの望みは、試練のときに、あなたが勇敢であること
when others lay crosses upon your shoulders,
人々が、あなたの肩に十字架を負わせるとき、
when mountains must be climbed
山を登らなくてはならないとき、
and chasms are to be crossed,
谷を越えなくてはならないとき、
when hope scarce can shine through.
希望の光がほとんど見えないときに。

That every gift God gave you might grow with you
それから、そのとき、あなたが、神からもらった賜物を伸ばしていけること、
And let you give the gift of joy to all who care for you
神からもった喜びの賜物を、あなたの周囲の人にふりまけること。
That you may always have a friend who is worth that name
そして、あなたに、友達の名に値する友達がいること、
Who can trust, and how helps you in times of sadness.
あなたが信頼出来て、悲しみのときにあなたを助けてくれ、
who will defy the storms of daily life at your side.
あなたとともに嵐に挑んでくれる、そんな友達が。

One more wish I have for you,
もうひとつ、あなたへの望みがある。
that in every hour of joy and pain you may feel God close to you.
それは、喜びのときも悲しみのときも、あなたが神の存在を身近に感じること。

This is my wish for your and for all who care for you.
これが、私の、あなたへの、そしてあなたを愛する人たちへの、願いである。
This is my hope for you, now and forever.
そう、これが、私へのあなたへの望み、今も、そして永遠に。

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