霊操

イグナチオの霊操

第一週;清めの道(2)~罪を出す腫れ物のような自分と神

自分の罪深さをもっとしっかりと感じるために、「自分自身を罪を大量にはきだす腫れ物のように考えてみる。」(霊操58)さらに聖イグナチオは、マタイ福音書に言われる内的に泣く人(自分の罪に泣く)となるため、痛悔の心を願うために、次の方法を示す。...
イグナチオの霊操

第一週;清めの道(1)~罪によって枯れた自分

「罪に落ちた人間の心は、鈍くさびついている。まるで、枯れ木のように、そこには生命の息吹も、躍動も感受性もない。今、自分が罪深い人間であることを感じ、その罪の前に恥じ入る恵みを神にこいねがおう」(霊操48)
イグナチオの霊操

原理と基礎(3)~流れにさからう

流れにさからってこぐ。物やお金へ執着させる消費文明、自分を楽にさせたい自己の人間性にさからって、舟をこぐ。そのためにイグナチオは、限りあるもの・はかないものにとらわれない心「不偏心」をいただく恵みを願うように教える。「神に到達する目的に役...
イグナチオの霊操

原理と基礎(2)~人間の存在理由と救い

私たちは、一生歩み続ける。神という山を目指して…。「人間は、主である神をほめたたえ、敬い仕え、そうすることによって、自分の霊魂を救うよう創られている。」(霊操23)
イグナチオの霊操

原理と基礎(1)~心構え

「祈るとは、”氷解”の恵みを願うことです。祈りによって神に対する私の抵抗、隠れ潜んでいるエゴイズムの氷山が、恵の力と熱さとのもとに、すっかり溶け去るように。」しかし、それは自分の力のみではできるものではない。聖霊の導きを望まねばならない。...
イグナチオの霊操

聖イグナチオの霊操~はじめに

イグナチオ・デ・ロヨラは、スペイン(バスク地方)に生まれ、15-16世紀に生きた、カトリック教会の聖人でありイエズス会創始者です。彼はもともとは血気盛んな騎士であり、俗世的な成功を求めていました。が、戦争(パンプローナの戦い;1521年)...
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