第二週;照らしの道(7)~キリストの旗の下の観想

イグナチオの霊操

こんどは、
「反対に、私たちの主キリストという真実最高の船長について思いめぐらす。
素朴で美しく静かなエルサレムの広野におられるキリストを見る…。
主が全世界からたくさんの人々、使徒、弟子たちを選び、世界中に派遣して、あらゆる国々、すべての人々に、その聖なる教えを延べ伝えられる光景を見る…。」
(霊操143~145)

「友とされたしもべたちを派遣されるとき、キリストが何を言い聞かせるか考えてみる。
第一に心の貧しさ、そして、神がお望みならば実際の生活上の貧しさ、第二に人から軽んじられるように望むこと。
この二つから謙遜が生まれるからである。
つまり、第一段階は、富に対して貧しさ、第二段階は世間的な名誉に対してのはずかしめ。
そして第三段は傲慢に対しての謙遜。
この三つのステップから、人はすべての徳へと導かれる。」
(霊操146)

前回の霊操(霊操142)にある、悪魔による3つのステップと正反対であることに留意。

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