実は突っ込みどころ満載?
不謹慎なタイトルですみません。
こんなタイトルをつけてしまいましたが、旧約聖書は言わずと知れた人類の宝の一つだと思います。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教その他多くの宗教に影響を与えてきました。
しかし古い書物だからなのか、神的な霊感にインスパイアされた書物だからなのか、その中にはわたしたちの感覚を超えた描写が多々あります。そして、その中には笑ってしまうものもあって…。
今日はそれについて書いてみたいと思います。
預言者エリシャ
旧約聖書の列王記に、預言者エリシャという人物が出てきます。有名な預言者エリヤの後継者たる人物です。
このエリシャは預言者らしからぬ人間味をもつ大変魅力的な人物として描かれています。彼の活躍が描かれているのはおもに列王記下ですが、それによると慈悲深さと高い理想で人望を集めるとともに、時にかんしゃくを起こしたりもするような難しいところもあったようです。
そんなところが預言者でありながら人間的と称されるゆえんでしょうが、ただそのかんしゃくが時に度を越したようにも思われるのです。
以下、列王記下の第二章を見てみたいと思います。
子供にキレた預言者
エリシャはそこからベテルにのぼって行った。
彼が道をのぼっていくと、この町から小さい子供たちが出てきて、彼をからかって、
「のぼってこい、ハゲあたま、のぼってこい、ハゲあたま」
と言ったので、彼は振り向いて、彼らをにらみ、主の名によって彼らをのろった。
すると、森の中から二頭のクマが出てきて、42人の子供をかき裂いた。(列王記下2.23‐24)
こうして子供にキレた預言者エリシャによる、大量殺人事件が発生…。
しかも理由は「はげ」って言ったから。
これはもう短気とか癇癪とかという次元ではないのではないと思います。
だいたいエリシャの願い(呪い)を聞いてあげる神さまも神さまではないかという気もしますが…、もっとも列王記の年数の記述が正しければ、当時エリシャはまだ青年期で若かったということですから(若ハゲ?)、
やはり誰にでも触れてはいけないことというのがあるということでしょうか。
それにしてもエリシャはいま、これについてどう思っているのでしょうね。
旧約聖書で笑った話の(1)はこちら