カトリック・ジョーク~修道会の性質ネタ特集

笑える教会・聖書のネタ

 カトリックには、さまざまな修道会があり、それぞれ独自の歴史や、性格のようなものがあります。それらをネタにしたジョークは定番です。いくつかご紹介します。

停電した時は?
 ある晩、ベネディクト会士、ドミニコ会士、フランシスコ会士、イエズス会士の四人が一緒に日課祈祷書で祈っていた時、突然電灯が消えた。

 ベネディクト会士は、何事も起こっていないかのように、そのまま祈り続けた。彼は日課祈祷書を暗記していたからである。
 ドミニコ会士は、信仰における暗闇と光の意味について、深い考察を始めた。
 フランシスコ会士は、ギターをとって神を賛美する歌を歌い出した。
 
っと、そのとき、電灯が再び灯った。
イエズス会士が出て行って、ヒューズを取り換えたからである。

解説:ベネディクト会士は、真面目で、普段からよく祈っている。ドミニコ会士は、深遠な思考がある。フランシスコ会士は、楽観的で、暗闇でも明るく喜び歌う。
そして、イエズス会士は、現実的な対策がとれる。(だから、植民地主義とともに、世界中にその勢力を広めた!)
イエズス会士についてのこういうジョークは多いです。

メルセデスとノベナ(注;ノベナとは、伝統的な9日間の祈りのことです。)
メルセデス・ベンツが欲しい信徒がいた。
そこで、その願い事のために9日間の祈りをしてもらおうと、神父様にお願いをしに行った。

信徒「メルセデスが欲しいんです。そのためにノベナをお願いします」
フランシスコ会士「メルセデスって何ですか?」
信徒「高級車です」
フランシスコ会士「聖フランシスコは、清貧に反するとおっしゃるでしょうね。そのような願いのためにノベナはできません。」

信徒「メルセデスが欲しいんです。そのためにノベナをお願いします」
ドミニコ会士「メルセデスって何ですか?」
信徒「高級車です」
「聖トマス・アクィナスは、財への執着から離れるようにおっしゃっています。そのような願いのためにノベナはできません」

信徒「メルセデスが欲しいんです。そのためにノベナをお願いします」
イエズス会士「ノベナって何ですか?」

解説:イエズス会士は、俗的で、高級車の名前はわかるが、伝統的な祈りの名前は忘れている。

イエズス会士とフランシスコ会士が交通事故を起こしたら
イエズス会士の運転する車と、フランシスコ会士の運転する車が、ぶつかってしまった。
二人とも、修道者らしく、自分の非を認め、謝り合った。

イエズス会士「おや、震えていらっしゃいますね。落ち着くために、これをいかがですか」
そう言って、彼はワインを取り出した。
フランシスコ会士「ありがとうございます、なんと親切な」
彼は、動転した気を落ち着かせるためにワインを受け取って飲んだ。
フランシスコ会士「ありがとうございます、おかげさまで、少し落ち着きました。あなたも、いかがですか?」
イエズス会士「ええ。私は、警察が来た後で。」

解説:イエズス会士は策略家で、フランシスコ会士は人を疑わない。

イエズス会がネタにされることは多いのですが、それもその強さゆえでしょう。
こういうのばかりでは、イエズス会に申し訳ないので、以下では趣向の違うものをご紹介します。

イエズス会とサレジオ会
ある信徒が、サレジオ会司祭に神学上の質問をした。
サレジオ会司祭は答えて言った。
「そんな難しい質問を、サレジオ会にするな!そういうのは、イエズス会にしなさい!」

解説:実話です。

イエズス会とサレジオ会 その2
イエズス会には、頭が良くて、勉強ができないと、入れない。
そして、サレジオ会には、サッカーがうまくないと入れない。

解説:入会の条件に、本当にこういうものがあるかどうかは知りませんが…。しかし、確かに、イエズス会の神父様は優秀な方が多く、サレジオ会の神父様は活動的な方が多いという印象はあります。

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