イグナチオの霊操

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第三週;一致の道≪受難の観想≫(1)~受難の観想の説明

ここから、第三週一致の道(受難の観想)に入ります。苦しみの分かち合い「ここではまず、苦しみ、悲しみ、恥じ入ることを心から願い求める。主は、私のこの罪のために、苦難の道を歩まれたのだから…」(霊操193)苦しみを分かち合う、それは二つの心を...
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第二週;照らしの道(13)~イエズスの公生活についての観想(二週後期)

嵐をしずめるイエズス「弟子たちはおそれおののいてイエズスを起こした。弟子の信仰がうすいのを見て、イエズスは『何をこわがっているのか、信仰のうすい者よ』とお𠮟りになった。」(霊操279)イエズスは、「教会という船」にいつもともに乗っておられ...
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第二週;照らしの道(12)~選定

概論 神は私たち一人ひとりについて望まれることを、み節理のうちに示される。 しかし、私達人間にとってそのみ旨を知ることは容易ではない。(得に自分の知恵や能力によって、神の御心を推し量ろうとすることは、不可能であるばかりか危険ですらあ...
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第二週;照らしの道(11)~三つの謙遜

この先「人生の道の選定」に入りますが、その前に準備としてイグナチオは「三つの謙遜」という観想によって、心のコントロールをすることを勧めています。 三つの謙遜1,愛の謙遜の第一の道義務の道。神のみ旨を果たし、大罪を犯さないように努める...
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第二週;照らしの道(10)~第二週のための霊的弁動の規則

敵と味方を知るために…●良い霊と悪い霊の特徴「神とその使いは、魂に真の霊的な喜びを与え、悲しみや動揺を取り去る。」「敵はその反対に、いろいろなごまかしを使って動揺させ、悲しみに沈ませる。」(霊操329)●悪霊の与える錯覚「悪い霊は、光に満...
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第二週;照らしの道(9)~イエズスの公生活についての観想(二週前期)

ヨハネからの洗礼「母マリアに別れを告げ、イエズスはナザレからヨルダン川へ行かれた…。すると聖霊が下り、天から父の御声がひびいた。『これは私の愛する子、私の心にかなう者である』」(霊操273)洗礼は、キリストにとっては、罪の世界への入り口。...
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第二週;照らしの道(8)~三人の人についての観想

一番良いものを選ぶための観想。「三人の人が、それぞれ財産を持っている。これは、必ずしも神への純粋な愛のために作ったものではない。しかし、三人とも、財産に愛着しているせいで起こってくる、よけいな心の重荷を取り除いて救いを得、心の平和のうちに...
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第二週;照らしの道(7)~キリストの旗の下の観想

こんどは、「反対に、私たちの主キリストという真実最高の船長について思いめぐらす。素朴で美しく静かなエルサレムの広野におられるキリストを見る…。主が全世界からたくさんの人々、使徒、弟子たちを選び、世界中に派遣して、あらゆる国々、すべての人々...
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第二週;照らしの道(6)~敵の旗の下の観想

ルシフェル導く旗の下について思いを巡らす「大軍を従えた敵の首領が、バベルの塔の上で、すさまじい炎と煙の座にすわっている有様を想像する…。悪魔たちを呼び集め、町から町へ、そして世界中に放ち、その魔手の及ばない場所は一つとしてなく、誘惑にあわ...
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第二週;照らしの道(5)~二つの旗の観想

「一つは、最高の船長、キリストの旗。もう一つは、人間の最大の敵、ルシフェルの旗。自分の望むものを願う。悪へ導く者の手管を知り、それから自分自身を守るための助けを。さらに、最高の船長が教えられる真の生命について知ることと、彼に倣う恵みを。」...
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