まじめな教義・聖書の話

まじめな教義・聖書の話

戦争と宗教

その親密な関係  「宗教はむしろ戦争の原因になるばかりじゃないか、ならば宗教などないほうがいいのではないか」という意見を聞くことがあります。 確かに、十字軍による戦争(11世紀~13世紀)や、キリスト教同士の新旧派による宗教戦争(1...
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過ぎ去ることを望んだ杯

その杯の中身は  杯というと何を思い出しますか?酒杯とも書きますね。人はしばしば酒を酌み交わしながら相手との絆などを確かめます。これは世界共通のようです。 また新たな関係、約束、義務を定めたりする時に、杯じたいがその誓いの象徴として...
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老人シメオン

老いるということ  老いとは、当たり前ですが、若死にしない限り避けて通れないものです。 言い換えれば、若くして死なずここまで生きてこれたことの結果ですから、幸せの一つといえます。 しかしながら、かつてできていたことが少しずつできなく...
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カトリックにおける結婚・離婚

病めるときも健やかなるときも、死が二人を分かつまで…  カトリック信徒でもカトリック信徒でなくても、結婚するときにはふつう離婚のことなど考えていないものです。 できることならば、一生添い遂げたい、それが一般的な感覚だろうと思います。...
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その男・ユダ

キリストに次ぐ聖書の有名人 イスカリオテのユダ。 クリスチャンでなくともこの名前は聞いたことがあると思います。裏切り者の代名詞です。 おそらく、聖書に出てくる人物のなかでキリストの次に有名なのではないかと思うのですが、どうでしょうか...
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罪の女

罪の女とファリサイ派  ルカ福音書のなかに、「罪の女」の話があります。おおむね以下のような話です。(ルカ7.36-50) キリストが、ファリサイ派の人に招かれ彼の家で食事をしていたとき、ある女性が入ってきました。 彼女は泣きながらキ...
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ラザロと犬

金持ちとラザロ 金持ちとラザロという貧しい人の話があります。(ルカ16:19~31)おおむね以下のような話です。金持ちは紫の服を着て、毎日ぜいたくに暮らしていました。一方、その金持ちの玄関の前には、全身ができものでおおわれているラザ...
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幼児洗礼と宗教の自由

子供に宗教を与えるということ  カトリックには幼児洗礼の伝統があります。 カトリックのみならず東方正教会や聖公会・ルーテル教会・長老派など数多くの諸派が幼児洗礼の伝統を持っていますし、かつての日本の檀家制度もまた出生届を寺に出すこと...
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犬にも小鳥にも天国で会いたい

動物は天国にいく?  誰かが亡くなったとき、神さまを信じる人々は、天国での再会を待ち望みます。わたしもその一人です。 ときに、疑いが生じてしまうときもあるけれど、それでも信じて生きていきます。 しかし、聖書は動物に魂があるとも、動物...
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神の国ために子を捨てた者は

神のことばの難しさ 時に混乱させる聖書  キリストの言葉って、たまによく意味が分からないときってありませんか? わたしはあります。子供のとき「神以外を父と呼んではならない」と聞いてショックを受けたのを皮切りに、常にキリストの言...
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