まじめな教義・聖書の話

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小さき花の聖テレジア(5)~この世での足あと;修道生活と帰天まで

 こんにちは。 前回ではテレーズ・マルタンが修道院に入ってから、父ルイ・マルタンが亡くなるところまでを辿りました。 今回は、その後の修道生活におけるテレーズの足どりを辿ってみたいと思います。 日々の修道生活 小さい砂粒 ...
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小き花の聖テレジア(4) ~この世での足あと;修道院入会から父の死まで

 こんにちは。今回は、小さき花の聖テレーズの4回目です。 前回、彼女は、規則では16歳以上でないと入れないカルメル会へ今すぐにでも入りたい情熱をもち、「15歳でカルメル会へ入会させてください」と教皇様に直訴に行きました。 その時には、どう...
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小さき花の聖テレジア(3)~この世での足あと;修道院入会まで

こんにちは。  今回は、小さき花の聖テレジアの三回目で、彼女のこの世での日々について少しつづりたいと思います。 幸せだった幼年期  テレーズ・マリア・マルタンは、ルイ・マルタンとゼリーの末子として1873年にフランス・アランソ...
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小さき花の聖テレジア(2)~その日々と家族

テレーズ・マルタンの地上での日々とその家族  前回は、リジューの聖テレーズ(小さき花の聖テレジア)の小さい道についてご紹介しました。 今回は、彼女がこの世で送った日々の生活の中の出来事や、彼女を取り巻く家族などについて、少し書いてみ...
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小さき花の聖テレジア (1)~か弱い小鳥が鷲の野望を持ち

産毛の小鳥、小さき花  こんにちは。小さき花の聖テレジアは、現代でもっとも人気のある聖人のひとりではないかと思います。 ですが、彼女の完徳の道は、他の聖人方とずいぶん感じが違います。 彼女は自分の弱さをひたすら認め、受け入れるところ...
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ギリセーフだと煉獄の妙

天国と地獄。 天国と地獄。もしくは極楽と地獄、奈落。 キリスト教でも仏教でも、また他の多くの宗教でも、こうした死後の世界があるとされます。 そして、そのどちらに行くかで、その後の待遇は極端に異なります。しかし、そのどちらに行くのかの...
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アダムとエバ in 失楽園 by ミルトン

失楽園  「失楽園」という文学作品は、少なくとも二つ有名なものがありますね。ひとつは、私の知る限りでは、17世紀イギリスの詩人ミルトンによる抒情詩的なもの、もうひとつは現代日本の作家・渡辺淳一による小説です。 性質は違うも両方が独特...
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グッドタイミングの死海文書

死海文書の重要性  こんにちは。 今回は、以前ある神父様に聞いた死海文書という文書にまつわる興味深い話をおすそ分けしたいと思います。 死海文書という語、あまり耳慣れた言葉ではありませんが、これは第二次大戦後に死海周辺で発見された、B...
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有名な難民一家

世界難民の日 毎年6月20日は「世界難民の日」とされています。今年もこのコロナ禍ではありますが世界各地で啓蒙のイベントが行われたようです。 日本は難民の受け入れに関して特に厳しい国といわれています。 それには、わたしたち日本人が難民...
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人の罪を背負う不思議

人の罪って背負えるもの?  前々回のさらにひとつ前「過ぎ去ることを望んだ杯」の最後にて、人の罪を背負うとはどういうことかという問いを提起し、次回にと言いつつそのままになっていました。 そこで、今回は遅ればせながらこれについて書いてい...
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