まじめな教義・聖書の話ベネディクト16世のあるエピソード~ナチス・ドイツに対する発言について ベネディクト16世は昨年末に帰天されました。教皇を退任されたのが2013年ですから、その後約10年間、名誉教皇として生活されたことになります。 学者としての高名さとは裏腹に、教皇在任中は、何かと批判されることも多かったように思います。そ... 2023.07.29まじめな教義・聖書の話
まじめな教義・聖書の話解放の神学とは こんにちは。「解放の神学」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。 以前、このブログでも少しだけ言及したことがありますが(参照;その男・ユダ)、早い話が「宗教とは、人間の精神的な救いのみを目指すものではなく、世の不正義や貧困からも... 2023.07.02まじめな教義・聖書の話
まじめな教義・聖書の話アメリカでは21世紀でも創造論を半数近くが信じている=進化論を否定している?という問題について 21世紀になってからも、アメリカ人の半数近くが「創造論を信じている」と答えている?! これは、私たち日本人が聞くと、ちょっとしたミステリーです。 米ビュー・リサーチ・センターの2015年に明らかにした調査では、アメリカ人の4割が「創... 2023.05.25まじめな教義・聖書の話
笑える教会・聖書のネタ旧約聖書で笑った話(10)~ダビデの息子たち;アムノンとアブシャロム、もしくはラバ こんにちは。 以前、ダビデ王の女好きぶりなどについて書いたことがあるかと思います。(参照;旧約聖書で笑った話(5)ダビデ王前編~英雄色を好む?、旧約聖書で笑った話(6)ダビデ王後編~卑怯すぎる王、旧約聖書で笑った話(7)~いまいち性格のつ... 2023.05.06笑える教会・聖書のネタ
まじめな教義・聖書の話「奇跡」を尊ぶことの難しさ~アメリカで出会ったある信心深い人々の展示会に思うこと こんにちは。今回はカテキズムとは少し離れ、私の個人的な体験から考えたことをお話ししたいと思います。 「奇跡」を尊ぶということ 四旬節でのイベント それはアメリカでのことです。 アメリカのあるカトリック教会では、四旬節の時... 2023.04.22まじめな教義・聖書の話
まじめな教義・聖書の話カテキズムにおける「隣人」の範囲 こんにちは。今回は、カトリック教義において、時折話題になる「隣人」の範囲についてです。 隣人=同教区の人々? 近年ではその影響も随分薄まりましたが、実は伝統的に、カトリックの教義では「隣人」を「同じ教区の人々」としてきました... 2023.03.03まじめな教義・聖書の話
まじめな教義・聖書の話「無名のキリスト者」 こんにちは。本稿では、カトリック神学の一つのテーマについて、少しだけ見てみたいと思います。 「異教徒」の語 かつて、キリスト教では「異教徒」という言い方をすることがよくありました。これは、キリスト教を信じていない人々のことで... 2023.02.24まじめな教義・聖書の話
笑える教会・聖書のネタ旧約聖書で笑った話(9)~男同士の争いにおいてその妻がしてはいけないこととは こんにちは。今日は旧約聖書の申命記からです。申命記は、死が近いことを悟ったモーセが書かせたと言われているモーセ五書のひとつで、さまざまな決まり(律法)が載っています。独特の智恵にあふれた法の集大成という感じなのですが、そこは旧約聖書。その... 2023.01.25笑える教会・聖書のネタ
まじめな教義・聖書の話死刑について~旧約の知恵とキリスト教的慈愛 死刑の現在 死刑 こんにちは。 今回のテーマは死刑です。敵を愛せ、右の頬を打たれたら左の頬を、と説くキリスト教にとって、死刑とは扱いが難しいものです。 とはいっても、もちろんキリスト教教義は社会を無法地帯にすることを目指すも... 2023.01.19まじめな教義・聖書の話
ごあいさつ一度ブログが消えましたが復旧しました。 短時間ではあったのですが、筆者が誤ってブログの全記事を消してしまい、ついでにあらゆる設定もデフォルトに戻ってしまい、落ち込んでおりましたが、その後、ブログサーバーの係りの方から、復旧のやり方を教えていただき、無事復旧できました。お騒がせし... 2022.09.01ごあいさつ