前回、教会と思いを一致にする規則をあげましたが、イグナチオの霊操はこれで終わりです。
もし彼の優れた思想と祈りをほんの少しでもお伝え出来たなら、大変うれしく思います。
イグナチオは「イエズス会」をつくりました。
現在のイエズス会はカトリック教会における大きな勢力で、イエズス会総長は時に「影の教皇」とのあだ名をつけられるくらいですが、最初はイグナチオと6人の仲間の総勢7人で始まった小さな会でした。
その仲間のうち何人かはキリスト教を伝えるために海原へと漕ぎ出し、その中の一人フランシスコ・ザビエルは日本にたどり着きキリスト教を伝えました。
上智大学などもイエズス会の学校です。
イグナチオの霊操の最後にあたり、イグナチオ自身による祈りと、聖フランシスコ・ザビエルによる祈りを紹介して終わることにします。
自己を捧ぐる祈り(ロヨラの聖イグナチオ)
主よ、願わくはわが自由を受け入れたまえ。
わが記憶、わが知恵、わが意思をことごとく受け入れたまえ。
わが持てるものはみな主の賜物なり。
われはすべてを主に返し、主のみ旨のまま捧げ奉る。
ただ主の聖寵とともに、主のおん愛をわれにあたえたまえ。
さらばわれは満ち足りて、他の何物をもあえて願わじ。
十字架のキリストへの祈り(聖フランシスコ・ザビエル)
わが主よ 私を動かしてあなたを求めさせるのは
あなたが約束してくださった天国のゆえではなく
あなたの怒りを招くことを私に思いとどまらせるのは
あの恐ろしい地獄なのでもありません。
主よ 私を動かすのはあなたなのです。
あの十字架にかけられ
辱められたあなたを見ることなのです。
あなたのお体がそんなに傷つけられるのを見、
あなたの屈辱 あなたの死を見ることなのです。
最後に あなたの愛が私を動かしてくれますので
たとえ天国などなくても 私はあなたを愛しましょう。
たとえ地獄などなくても あなたを恐れましょう。
私があなたを愛するためには
何一つ下さらなくてよいのです。
なぜなら 今ほど希望は持てなくても
変わることなく あなたを愛し続けましょう。
読んでくださって、どうもありがとうございました。
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