2022-01

イグナチオの霊操

第二週;照らしの道(11)~三つの謙遜

この先「人生の道の選定」に入りますが、その前に準備としてイグナチオは「三つの謙遜」という観想によって、心のコントロールをすることを勧めています。 三つの謙遜1,愛の謙遜の第一の道義務の道。神のみ旨を果たし、大罪を犯さないように努める...
イグナチオの霊操

第二週;照らしの道(10)~第二週のための霊的弁動の規則

敵と味方を知るために…●良い霊と悪い霊の特徴「神とその使いは、魂に真の霊的な喜びを与え、悲しみや動揺を取り去る。」「敵はその反対に、いろいろなごまかしを使って動揺させ、悲しみに沈ませる。」(霊操329)●悪霊の与える錯覚「悪い霊は、光に満...
イグナチオの霊操

第二週;照らしの道(9)~イエズスの公生活についての観想(二週前期)

ヨハネからの洗礼「母マリアに別れを告げ、イエズスはナザレからヨルダン川へ行かれた…。すると聖霊が下り、天から父の御声がひびいた。『これは私の愛する子、私の心にかなう者である』」(霊操273)洗礼は、キリストにとっては、罪の世界への入り口。...
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第二週;照らしの道(8)~三人の人についての観想

一番良いものを選ぶための観想。「三人の人が、それぞれ財産を持っている。これは、必ずしも神への純粋な愛のために作ったものではない。しかし、三人とも、財産に愛着しているせいで起こってくる、よけいな心の重荷を取り除いて救いを得、心の平和のうちに...
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第二週;照らしの道(7)~キリストの旗の下の観想

こんどは、「反対に、私たちの主キリストという真実最高の船長について思いめぐらす。素朴で美しく静かなエルサレムの広野におられるキリストを見る…。主が全世界からたくさんの人々、使徒、弟子たちを選び、世界中に派遣して、あらゆる国々、すべての人々...
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第二週;照らしの道(6)~敵の旗の下の観想

ルシフェル導く旗の下について思いを巡らす「大軍を従えた敵の首領が、バベルの塔の上で、すさまじい炎と煙の座にすわっている有様を想像する…。悪魔たちを呼び集め、町から町へ、そして世界中に放ち、その魔手の及ばない場所は一つとしてなく、誘惑にあわ...
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第二週;照らしの道(5)~二つの旗の観想

「一つは、最高の船長、キリストの旗。もう一つは、人間の最大の敵、ルシフェルの旗。自分の望むものを願う。悪へ導く者の手管を知り、それから自分自身を守るための助けを。さらに、最高の船長が教えられる真の生命について知ることと、彼に倣う恵みを。」...
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第二週;照らしの道(4)~自分をむなしくされたキリストの人生を観想する

イグナチオは、第三週の前半でまず、キリストの人生を観想することをすすめる。まずは、ご降誕の観想。「その場にいる人々を見る。マリアとヨセフ、生まれたばかりのイエズス。自分は卑しい奴隷として実際この三方のみ前にいると考え、できる限りの尊敬をこ...
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第二週;照らしの道(3)~キリストの誕生と地上の人々の観想

ご托身「父と子と聖霊であられる聖三位は多くの人間であふれたこの世界を見、彼らが地獄に落ちるありさまをごらんになった。そして、神の永遠のご意思によって全人類を救うために、第二のペルソナが人となるように定められた。このことを観想する。」(霊操...
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第二週;照らしの道(2)~キリストの王国の観想

キリストの王国の観想「私の望みは、世界を悪の力から解放しつつこれを治め、その後、父の栄光に入ることである。だから、私とともに来たいと望むものは、私とともに働かねばならない。私に従って働き、苦しみ、そしてともに栄光に入る!」(霊操95)中世...
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